参照値

Mashmatrix Sheetでは、各種入力値の設定に、環境変数などの実行時のコンテキストに応じた情報、および他のシートに表示されている値を参照できるように「参照値選択ボタン」が値の入力コントロールに隣接して配置されています。

Mashmatrix Sheetにおいて参照値を利用できるのは以下の値の設定時となります。

  • フィルタの条件値(テキストフィルタ/IDフィルタ/高度なフィルタ)

  • ルックアップ検索条件の条件値

  • 「フローを開始」アクションの入力変数値

  • 条件付き書式設定における表示条件の比較値

  • マトリックス列における系列設定(開始・期間)

参照値の利用

参照値をサポートする入力設定の参照値選択ボタンをクリックすると「参照値の選択」ダイアログが表示されるので、参照する値をダイアログ内で選択します。

ダイアログ中の「参照の種別 [A]」から参照する値の種類を選択します。現在以下の種類の参照を利用できます

  • 現在の行 - 現在の行(レコード)の特定の列の情報を参照します。このオプションはルックアップ検索条件およびルックアップ検索ダイアログのフィルタから参照値を要求された場合のみ選択可能です。

  • 現在のユーザ - 現在ログインしているユーザの情報を参照します

  • 関連するレコードID – コンテキストとなっているレコードのIDを参照します。コンテキストIDの指定方法については「カスタマイズ」の章を参照

  • シート – 他のシートに表示されているレコードの値を参照します。

  • フォームの値 – シート内の検索フォームのフォーム要素の値を参照します。

  • パラメータの値 – シートをカスタマイズして表示している場合など、Message Channel APIおよびJavaScript APIによってアプリケーションに送信されたパラメータの値を参照します。詳細は「Message Channel APIによる連携アプリケーションの開発」または「JavaScript API」を参照してください。

「参照の種別」で「現在のユーザ」を選んだ場合、「ユーザの属性」でどのユーザ属性の値を参照するかを選択します。現在以下のユーザ属性値をサポートしています。

  • ユーザID

  • ユーザ名

  • 氏名

  • メール

  • 別名

  • 会社名

  • 部署

  • 役職

  • マネージャーID

  • プロファイルID

  • ロールID

  • 通貨コード

  • 言語

  • 地域

  • タイムゾーン

  • 組織ID

  • 組織名

「参照の種別」で「シート」を選んだ場合、どのシートのデータを参照するかについて指定する必要があります。また指定したシート内のどのレコードの値を参照するかについても指定します。

  1. 「参照するシート [B]」に、参照するデータを含むシートを同一のブック内にある他のシートから選択します。

  2. 「キーとなる値 [C]」に、参照するシートのどの値をキーとして利用するかを指定します。以下の値から選択します。

    • レコードID - シートに表示されているレコードのレコードIDを参照します

    • 指定された列の値 - シートに表示されているレコードの特定の列の値を参照します

  3. (「キーとなる値」で「指定された列の値」を選んだ場合)「キー値を含む列 [D]」にキーとなる値を含む列を選択します。

  4. 「キー値の対象範囲 [E]」に、シート内のどのレコードをキーとして扱う対象範囲とするかを指定します。以下の値から選択します。

    • 選択されたレコードの値 - 参照するシートの中で選択されているレコードの値をキーとして利用します。選択されたレコードとは、カーソルが置かれているレコードか、あるいはレコード選択チェックボックスで選択されているレコードのいずれかです。

    • シート内のすべてのレコードの値 - 参照するシートにロード済みのすべてのレコードの値をキーとして利用します。

最後に「選択」ボタンを押すことで、参照値を設定できます。参照値として異なる値を設定する場合は参照値のクリアボタン [F] をクリックします。

参照するシートの列の中にマトリックス列が含まれている場合、「キー値を含む列」の選択肢としてマトリックス列の内部列および系列を選択できます。これらを選択した場合、参照するシート上のマトリックス列でカーソルが置かれている系列の内部列値・系列値を参照できます。詳しくは「マトリックス列と参照値」を参照してください。

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